あぁ懐かしき90年代アニメ秘話

90年代のアニメについて語っています

90年代スポーツアニメの金字塔「スラムダンク」の作品が忘れられない

放送期間:1993年10月16日 - 1996年3月23日
全101話

 

スラムダンクはどんな話か?

主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長を軸にしたバスケットボール漫画。
桜木花道を中心にチームメイトやライバルたちがバスケを通して人間的に成長していく話です。

スラムダンク

スラムダンク

 

スラムダンクのあらすじ

神奈川県立湘北高校に入学した赤い髪の不良少年である桜木花道は、中学時代に50人の女性から振られ続けたうえに、最後に振られた女性が「バスケ部の小田君」に好意を持っていたため、バスケットボールが大嫌いになっていた。
しかし、廊下で自身に声をかけてきた赤木晴子に自身の長身と筋肉、身体能力の高さを見出された花道は、彼女にバスケット部への入部を薦められる。花道は晴子に一目惚れし、バスケットボールは全くの初心者であるにもかかわらず、彼女目当てに入部。その後、地道な練習や試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚め、その才能の芽を急速に開花させる。
湘北バスケ部には、監督である安西光義のもと、晴子の兄でもある主将の赤木剛憲と副主将の木暮公延らに加え、スーパールーキーといわれる流川楓らが加入。さらに、前年度のインターハイ県予選ベスト4である陵南高校との練習試合後には、暴力事件を起こして入院をしていた宮城リョータや、バスケ部から離れていた三井寿も復帰する。
夏のインターハイ制覇を目指す湘北は緒戦で前年度のインターハイ県予選ベスト8である三浦台高校を破ると、その後も神奈川県予選を順調に勝ち進み、決勝リーグへの進出を懸けてインターハイ常連校の翔陽高校と対戦し勝利する。続く決勝リーグの初戦で前年度までに過去16年連続インターハイ出場を果たしている強豪校の海南大附属高校と激戦を繰り広げるも、惜敗。しかし、2戦目で前年度のインターハイ県予選ベスト4である武里高校に勝利すると、3戦目では宿敵の陵南を破り準優勝。優勝した海南大附属とともにインターハイ出場を果たす。
広島県で行われるインターハイのトーナメント1回戦で、湘北は大阪府代表校の豊玉高校と対戦し、勝利。2回戦では、前年度までのインターハイで3連覇を果たした秋田県代表校の山王工業高校と対戦する。一時は20点以上の差をつけられるが、驚異的な粘りで反撃する。花道は負傷した背中の痛みに耐えながらプレーを続け、試合終了間際のジャンプシュートによる決勝点で湘北を逆転勝利に導く。しかし、全てを出し切った湘北は、続く3回戦で愛知県代表校の愛和学院高校との対戦で、ウソのようにボロ負けした。

 

スラムダンクの見どころ

桜木花道はありえないような理由からバスケットボールを始めるが、練習、試合を行っていくうちにバスケットボールにどハマりし、いつしか本物のバスケットボール選手になっていく。そんな中でキャラクターの立ったライバルたちがどんどん現れ、ギリギリの勝負を繰り広げる。読んでいくうちに、初心者桜木花道を応援しているそんな自分に気づく。主人公らしからぬ下手くそ、かっこ悪いが全ての行動が全力であるため、どんどんカッコよく思えてくるのである。何事も本気で行うことをかっこいいと思えなかった自分はこの本を読んで考え方が変わりました。

 

スラムダンクの好きなシーン

スラムダンクの中に数あるメーンシーンの中で私が一番好きなシーンは、神奈川県大会、最終決戦で一番のライバルと言って良い陵南高校との勝負が決まった瞬間です。
決めたのは、この漫画において一番地味だが、誰しもが好きな小暮君(通称:メガネ君)です。※メガネ君こと木暮公延湘北高校バスケ部の副キャプテンですが、身体の線が細めで、温厚でどこか気弱なイメージもある人物(本当は芯の強い男なのですが)。
メガネ君は湘北高校でベンチです。
試合は終盤。この試合で多くの3Pシュートを決め活躍した三井寿は体力がつき、交代となる。そこで交代したのが、メガネ君こと小暮くん。良い試合だっただけに誰もがそのレベルダウン感に不安をいだく。対戦相手である陵南高校の田岡監督もそこが弱点だと考えているほど。選手交代直後、田岡監督はある作戦に出る。「赤木、流川にボールが渡ったら必ずWチーム(一人に対して二人でディフェンスに行くこと)にいけ 木暮はある程度はずといていい!!」と指示をだす。
試合終了間際、主人公桜木花道がパスカットに成功。流川へパスを出そうとするが、流川には池上くんがマンマークにつく。そのため、フリーになっているメガネ君へパスを出す桜木花道。誰もが何もできないと思った時、小暮はシュート体制へ入る。あれだけ周りから不安視されていた小暮は試合のラストのラストで3Pを冷静に決めて、試合に勝ちました。そして、田岡監督が一言「あいつも3年間頑張ってきた男なんだ 侮ってはいけなかった」と言うのです。

 

スラムダンクが好きな理由

自分も学生時代サッカーをしており、試合に出られない期間がありました。
自分はチームにいても意味がないのではないかと考えていた時期にこの漫画を読み返し何度もサッカーを辞めることから救ってもらいました。
自分に才能はない、やっても意味がないと考えられることはたくさんありますが、努力はきっと実を結ぶ、それがいつかはわからないが準備をしておくことの重要性を学びました。

我が青春アニメ「美少女戦士セーラームーン」の魅力と思い出

わたしがおすすめするのは、今でも人気のセーラームーンシリーズ。

あらすじは、主人公・月野うさぎ(中学生)がうさぎの前に三日月マークの黒猫・ルナが現れ、選ばれた「セーラー戦士」であることを告げられます。変身ブローチを使ってうさぎはセーラームーンに変身し、仲間のセーラー戦士と共に地球で悪事を働くダーク・キングダムの悪者たちを倒していく・・・というアクションストーリー。ドジっ子なのに、実はうさぎは月のお姫様、という乙女設定も魅力!
水野亜美火野レイ木野まこと愛野美奈子など、ほかのセーラー戦士も加わって、友情要素もあります。
タキシード仮面(地場衛)とうさぎの恋愛も見どころ。なんとまもるさんは大学生!!年の差恋愛も見どころです。

 

 

録画して何度も見返したセーラームーン

放送当時は小学生だったので、とっってもはまっていました。当時は録画はビデオだったので、リアルタイムで見ながらも録画をして見直すほどでした。タイマーが作動しなくて録画できなかった時の悲しみよ・・・!!停電などで設定が消えて取れていない時、泣きました。。


まず魅力的なのは、ビジュアルがそれまでにないほどスタイリッシュということ!セーラー服にミニスカート、カラーヘアに謎のアクセサリー、と斬新。足の長さもはんぱない!見た目はかわいいのに、激しく戦う女の子はかっこよく見えました!アイテムもいちいちキラキラしていてかわいいんですよね。ティアラを飛ばして「ムーンティアラアクション!」とか、小学生にはたまりません。いまだにうさぎちゃんのヘアアクセサリーがどうセッティングされているのかわかりませんが!w シリーズがかわったりすると背中のリボンがひらっひらになったり、肩になんか袖が付いたり、衣装がゴージャスになるのも素敵!よく落書き帳に書いていました!
今でもコスプレが人気のようで、ロシアの方のコスプレはまるで本物のようでかわいかったです!わたしもセーラームーンならやってみたい!!

 

美少女戦士セーラームーン」の見所は変身シーン

変身シーンも見どころ。うさぎちゃんたちは普段は学生なので、悪者を見つけると変身タイムになります。「ムーンプリズムパワーメイクアップ!」と叫びます。(子供心くすぐる!!)その変身シーンがちょっとセクシーで(全裸になる)、かわいくて毎回楽しみでした。弟には「目を閉じて!!」って言ってました。w そしてそれぞれのキメ台詞があります。「月に代わっておしおきよ!」とか「火星に代わって折檻よ!」とか、なかなか真似したくなります。

そしてキャラクターがとてもいい!敵はあんまり覚えていないほど、とにかく味方のキャラクターたちがかわいくて立っているのです。うさぎちゃんはおっちょこちょいで天然、あみちゃんは優等生、まこちゃんは男勝り、というような、誰でも推しができるようなキャラクターがいるのです。別のシリーズになるとミステリアスなほたるちゃんとか、生意気なちびうさとか、水金地火木土天海冥すべてのキャラクターがそろいます。もはやセーラームーンで太陽系を覚えたようなものです!どれもかわいいくてかっこいい!

 

美少女戦士セーラームーン

美少女戦士セーラームーン

「ルナ」「アルテミス」も可愛い


あと、ペット的な「ルナ」「アルテミス」というしゃべれる猫が出てきます。これもかわいくて、猫にこの名前を付ける人も多かったらしいです。額に月のマークがあるんですが、いまでも落書きする猫には月を書きたくなります。

ストーリーで印象に残っているのは、最初のシリーズのラスト・・・子供向けなのにバッドエンド!!衝撃的でした。泣いた気がします。
また、「美少女戦士セーラームーン S」シリーズでは敵が「ピュアな心」という人の純粋な心を集めているのですが、わたしのも取ってみて!というほどその「ピュアな心」が綺麗なんですよね!魂が抜かれるみたいで怖いけど、自分の心もピュアであってほしい、と子どもながらに思っていましたw
細かいストーリーは覚えていないのですが、原作とアニメは少し違うようです。ダーク要素が強いらしいです。大人になった今なら、原作をもっと楽しめる気がします。

当時、グッズもたくさん出ていて、それを集めるのも魅力の一つ!下敷きやカードなど、おこづかいのかぎり買っていました!思い出が強くて今でも捨てられない!最近になって再ブームになったようで、セーラームーンのコスメをたまに見かけます。買いたくなってしまう・・・!

 

セーラームーンの曲も最高

あと曲もよかったです。オープニングの曲も大好きでした。「ごめんね素直じゃなくて」ってこの世代ならだれでも歌えるのでは!?今聞いても懐かしいし、いい曲だなと思います。歌詞も素敵。「ハートは万華鏡」ってなに!?わからなくていいです!w

最近になって気付きましたが、声優陣も良かったんですよね。うさぎちゃんの声優「三石琴乃」さん、エヴァンゲリオンのみさとさんですよね。今でも「あ、うさぎちゃんの声の人だ」と思いますw 

大人になってからももう一度ちゃんと見たい、おすすめのアニメ!原作も読んで理解も深めたいです。

逆ハーレム要素・乙女ゲー要素が山盛りアニメ「ふしぎ遊戯」が大好きでした

テレビ東京で放送していた「ふしぎ遊戯」が印象深いです。

 

当時は小学生だったんですが、この作品で初めて異世界トリップものに触れました。それだけじゃなく今でいう逆ハーレム要素・乙女ゲー要素が山盛りで、少年漫画の王道的な熱いバトルもちゃんと盛り込まれているのが魅力的です。


ショタから女装男子、ハイスペックイケメンな皇帝から二面性ギャップ萌えまで、個性的なイケメンぞろいの朱雀七星士もたまりません!声をあてているのはいずれも90年代を代表する男性声優さん達、豪華キャストの熱演に滾ります。

 

主人公の美朱の前向きで頑張り屋な性格は応援したくなる


主人公の美朱の前向きで頑張り屋な性格は応援したくなりますしお団子頭のビジュアルも可愛い。鬼宿との恋愛模様にもドキドキしましたが、他の七星士のアプローチにも揺れる乙女心がたまりません。


もちろん伝奇要素も興味深いです。美朱がトリップするのは四神天地書という古い本の世界なのですが、この設定も斬新でした。全くの異世界ではない、本の中のもう一つの現実で冒険するという入れ子構造に本好きな自分は夢中になりました。
美朱の親友であり敵が戴く青龍の巫女である唯も非常にいいキャラをしています。ある誤解から親友だった美朱を激しく憎悪し、朱雀の巫女として国を救おうとする彼女をあの手この手で妨害するのですが、明るく朗らか、悪く言えば能天気な美朱とは対照的なこじらせクールビューティーな悪女っぷりにぞくぞくしました。

 

様々な人間関係の軋轢や確執、愛憎のドラマ


救国の目的に向かって突き進む同じ仲間である朱雀七星士の内部でも、様々な人間関係の軋轢や確執、愛憎のドラマが生まれます。
出自や性格が違えば当然対立も起こり得ますし、相性が悪くて反発し合うキャラクターもいますが、そんな彼らが敵との戦いや同じ苦難を乗り越える過程で固い絆で結ばれていくのに感動します。


どこにでもいる普通の高校生だった美朱が朱雀の巫女の使命を背負って成長していくのも素晴らしいですが、最初はばらばらだった朱雀七星士に激動の運命に揉まれるうちに絆が芽生え、美朱を守り戦う自覚が生まれていく尊さといったらありません。
特に私が好きなのは翼宿。
暴走族みたいにブイブイ言わせる山賊の頭領で三白眼・八重歯・関西弁と三拍子そろったネアカ、属性盛りすぎである種の性癖持ちには直球ドスレートなキャラクターです。初恋の人といっても過言じゃない位ドハマりして、彼の出番が多い回はテンションが上がりました。
来週の放送回が待ちきれず本屋に平積みされてた原作の単行本に手を出してしまったのもいい思い出です。

 

OPとEDも素晴らしい


OPとEDも素晴らしい。「無限へと~」の冒頭が耳に焼き付いて離れず風呂で熱唱していました。朱雀七星士はもちろん、敵である青龍七星士にも一人一人重い過去があって人間味あふれているのがまたいいです。唯に片想いしながら報われず終わった角宿や、唯を洗脳して美朱への憎悪を吹き込んだ黒幕・心宿など、朱雀七星士にも見劣りしない複雑な人間性や切ない葛藤で魅せてくれます。
印象に残っているのは柳宿の死亡回です。見た目はたおやかな美女で中身は姐御肌な男前ですが、そんな彼が美朱や仲間を守る為に死闘を演じ、力を出しきって絶命する姿は涙なしには観れません。


終盤にゆくにしたがいどんどん味方が死亡して心臓に悪い展開が続くのですが、どうか最愛の翼宿だけは死なないで……!と身勝手な想いに駆られてしまいました。
アニメの前半は朱雀七星士集めの旅路に尺が割かれるのですが、それぞれ特色のある各地を巡り、一人ずつ仲間を集めていくのが楽しかったです。七星士は身体のどこかに字(あざ)を持っているのが特徴ですが、それは限定的な状況でしか発現しない為、朱雀の巫女である美朱ですら実際その時にならないと誰が七星士なのかわからないのです。


故に人違いやミスリード、誤解を逆手にとった敵のなりすましなど展開が二転三転し、一体美朱たちはどうなってしまうのか、本当の七星士は誰なのかと興味が尽きません。

ふしぎ遊戯

ふしぎ遊戯



七星士を集め終えたあとはいよいよ紅南国と倶東国の戦乱が本格化して多数の犠牲者を出すのですが、そんな波乱含みの情勢の中で育まれる美朱と鬼宿の純愛、相思相愛の二人に理解を示して後押しする仲間たちの団結力に胸が熱くなります。とにかく敵も味方も魅力的で、しかもキャラクターが被ってないので誰か一人は必ず好きになれます。

 

まとめ


本の中の冒険と並行して現実のドラマが進むのも興味深く、美朱を見守り奔走する奎介と哲也のコンビ、白虎の巫女だった鈴乃の叶わぬ悲恋など、見ていて何度目を潤ませたことかわかりません。
美朱がけっして守られるだけのお姫様じゃないのも好感が持てます。愛する人や仲間たちが傷付くのを是とせず、自分ができる最大限の努力を惜しまぬタフな姿は、ヒロインなんて呼ぶのが気後れするほどパワフルで惚れ直します。
そして無事国を救い終えても本の住人と現実に存在する生身の人間、次元の隔たりという最大の障害が立ち塞がります。最後まで目が離せない最高のアニメでした。